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田中祐子

男女ともに長く使える定番アイテムとして。

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商品とサイズ

①刺し子織 赤:巾21×周囲70センチ

②刺し子織 青:巾21×周囲70センチ

③杉綾(グレー×黒):巾31×周囲180センチ

④杉綾(グレー×紺):巾31×周囲180センチ
⑤杉綾(グレー×紺)大

⑥千鳥(格子大/グレー×黒):巾31×周囲180センチ

⑦千鳥(格子小/グレー×紺):巾50×周囲180センチ

仕様

材質

メリノウール100%

染料

化学染料

機械紡ぎ

商品について

機械紡ぎの糸を使うことで価格を抑えた『盛岡ツイード』は作家・田中祐子さんのオリジナルブランドシリーズです。まずは手軽にウールを楽しみ、ホームスパンを知ってもらう糸口になればいい。そんな思いから生まれました。

そこで、小物が中心だった『盛岡ツイード』を使って、長さ180センチのスヌードを作ってもらいました。杉綾と千鳥格子というスタンダードな織り柄は男女問わず、長く使えるアイテムになりそうです。

そして、2017年の新作は、その機械紡ぎ糸を使った「刺し子織」の可愛らしい柄のスヌード。赤と青2つの色調から選べます。

田中祐子

蟻川工房に弟子入り後、同工房で織り手として働き、27歳の時に自宅に工房を構えて独立。ジャケットやコートなどの服地、マフラーやストールなどを手掛ける一方、手織り教室、日報カルチャースクールの講師も務めています。1984年日本民藝館展初入選。
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田中祐子さんのこと(てくり別冊「岩手のホームスパン」より)

プライドを軸に持ち、大らかに紡ぎ、織る。

高校を卒業後に蟻川工房に内弟子として入った田中祐子さん。2年間で、ホームスパンに関する技術だけでなく、木綿や麻、絹などについて一通りのことを教わったそうです。それは、師である蟻川紘直さんが「独立後に定収入を得るためにも、人に教えられるまでの技術を身につけさせてくれたのだ」と田中さん。

独立後は作家・五木寛之氏や音楽家・坂田明氏、ジャズピアニスト・山下洋輔氏の服地を手掛けたこともありますが、その軸にあるのは師の教え。服地に関しては「とにかく俺と同じものをつくれ」というのが一貫した紘直さんの言葉でした。まだ10代で門を叩いた田中さんにとって「先生の後をついていけば大丈夫」という大きな安心感になり、大切な道しるべだったといいます。

もう40年以上もホームスパンに関わってきた田中さんですが、その発想は実にしなやか。師から受け継いだ姿勢を大事につくる服地に対して、小物づくりは自分らしさを大切にしています。力を入れている『盛岡ツイード』シリーズは、ポーチやコースター、着け襟、ミニトートなど手軽にウールを楽しめる小物として人気です。