連動企画

OUTLINE

開催概要

ホームスパンの継承と作り手育成をめざす団体「いわてホームスパンユニオン」発足を記念し、「ホームスパン産地・いわて」を紹介する展示を行います。また、県内ホームスパン工房とその門下生や若手作家らの織り上げたホームスパン製品、手織りやフェルト、羊まわりの小物、アイウール(岩手県産羊毛)製品を展示販売します。

ファッションや生活用品が、よりサスティナビリティな素材を取り入れ、長く愛用できる1着が注目される昨今、大正期から100年続いてきた布・ホームスパンは、未来につながる布。次の100年につなげるため、岩手の作り手と使い手が出会う場にしていきたいと考えます。

日時2021年10月30日(土)・31日(日)
10:00~16:30

入場無料(新型コロナウィルス感染症対策を行います)

会場岩手銀行赤レンガ館location_on 岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目2番20号

主催・運営岩手県、いわてホームスパンユニオン

協力岩手銀行、manordaいわて株式会社

後援盛岡市、花巻市、(株)日本ホームスパン学校法人スコーレ

事務局合同会社クラシカウンシル

いわてホームスパンユニオンについて >

LINEUP

出展工房および作家

蟻川工房

創業者・故蟻川紘直氏の母はホームスパンの父・及川全三の弟子・福田ハレであり、自身は柳宗悦の弟である柳悦孝に師事。「実用と美」の精神を受け継ぎ、羊毛の本質を生かした手紡ぎ手織りを貫く。同工房の大判ストールは、『BEAMS』でも定番品として販売されている。

中村工房

中村工房

1919(大正8)年創業。ホームスパンを中心に、シルク、綿、麻など各種手織りのストール、マフラー、小物を製作している工房。素材本来の風合いを生かし、生活に取り入れやすい製品をめざす。また、40年以上前から、三宅一生氏の依頼でマフラーやストールを手掛ける。

みちのくあかね会

みちのくあかね会

戦後、女性の自立支援施設としてスタート。福田ハレ指導のもと、岩手県のホームスパン産業の軸を築いた工房である。現在も分業体制で、手紡ぎ・手織りを主にホームスパンを作る。マフラーやストールは、『fog』や『graf』などのブランドでも販売されている。

田中祐子

田中祐子

蟻川工房で内弟子として学んだ後、独立。作家・五木寛之氏のジャケットを手掛けたことも。手軽にウールを楽しむ機械紡ぎの糸を手織りした『盛岡ツイード』の小物アイテムは、若い層にも人気。岩手日報カルチャースクールの講師も務めている。1984年日本民藝館展初入選。

植田紀子織物工房

植田紀子織物工房

岩手大学を卒業後、蟻川工房の内弟子を経て、デンマーク王立スカルス工芸学校に留学。帰国後に工房を設立、染織教室も開いた。緻密で複雑な柄、めりはりの効いた鮮やかな配色、クラシカルとモダンの融合が特徴的。及川全三の緻密な柄を鮮やかな配色で再現した『八枚綜絖格子』が代表的。

森由美子

同志社大学卒業後、蟻川工房の内弟子を経て、兵庫県芦屋市滴翠美術館染織研究所でホームスパン教室講師に就く。その後、京都で染織教室を開き関西を中心に活躍。現在は、岩手県滝沢市に工房を構え染織教室も開く。積み上げられる色、織りのアレンジによって幅広い世界を表現する。

舞良雅子

舞良雅子 Art and Textile Workshop

岩手大学卒業後、蟻川工房の内弟子を経て染織家として独立。独創的なインスタレーションにも力を入れ、インターナショナルコンペティション(ドイツ)、REVELATIONS(フランス)など国内外で活躍する。平成25年は日本が持つ創造性を世界に発信するジャパンクリエイティブのJC09に参加。

キムラタイコ 木羊日

盛岡市出身。高校卒業後 、盛岡文化服装学院で洋裁を学ぶと同時に中村工房にて織りを学ぶ。中村工房にて10年間勤務の後、毎年個展を開催、県内外で活動。2006年より娘さんとのユニット「木羊日」の活動をはじめ、県内イベントやグループ展などに参加、盛久ギャラリーで毎年個展を開催。

佐々木トモミ beige

1974年 岩手生まれ。幼少期から織物に興味を持ち、ホームスパン工場の織り手、観光農場や羊毛屋勤務を経て、2004年に山梨にて『OREGIN』として作家活動スタート。2016年、岩手県に拠点を移し、羊毛の質感や無染色にこだわり『beige』として活動中。「クラフトフェアまつもと」2017出展。

富樫由紀子

1984年生まれ。盛岡市で育ち、岩手大学の染織研究室でホームスパンと出合う。その後、大塚テキスタイルデザイン専門学校ウィービング科へ入学。独自にホームスパンの制作活動をつづけている。羊毛の質感に魅かれ、温度を感じられる布づくりをめざす。「クラフトフェアまつもと」2016、2017、2019出展。

澤村佳菜

1989年盛岡市生まれ。2012年、共立女子大学家政学部被服学科を卒業後、植田紀子氏に師事し、同織物工房の内弟子として修業の後、アシスタントを経て独立。2013年から、岩手リハビリテーション学院にて織物講義の助手を務めている。

原しおり

1989年盛岡市生まれ。2014年から植田紀子氏に師事。3年の内弟子期間ののち、研究生として同工房に所属しながら自身の作品づくりに取り組む。現在は独立し、県内イベント等に参加している。

mää-mää homespun(めーめーホームスパン)

紡ぎ担当の木村加容子と織り担当の木村つぐみ、という奇跡のダブル木村2人によるユニット。それぞれの専門分野を生かし、伝統的なホームスパンの技術を継承しながら一つひとつを丁寧に、日々の暮らしに彩りを加えるようなものづくりをめざす。

木村加容子/みちのくあかね会で7年間、紡ぎを専門に担当。2016年からmää-mää homespunに専念した活動をスタート。洗毛から紡ぎ行程、縫製担当。

木村つぐみ/みちのくあかね会で11年間織りを専門に担当。2017年からmää-mää homespunに専念し、デザインと織り担当。

小山牧子

八幡平市出身。未年生まれ。2010年〜2018年まで岩手日報カルチャースクールホームスパン講座で染織を学ぶ。小物を中心に制作し、盛岡や仙台のイベントに出展。服飾作家ASSOBOOとのコラボ作品も展開している。

猪又裕也 旅する羊

千葉県出身。東京の杉野服飾大学で服作りを学ぶ。老舗アパレルの㈱花菱に入社、婦人服の企画・バイヤーとして4年間勤める。2018年、雫石町の妻の祖父母宅へ移住、ホームスパンと出会う。手で紡ぎ織り上げること、今もなお産業として受け継がれていることに感銘を受け、中村工房に師事。2020年「旅する羊」を立ち上げ自社ホームページの他、雫石町ふるさと納税に出品中。 https://tabihitsuji.com

細田藍

1987年盛岡市生まれ。岩手県立盛岡短期大学時代に、ホームスパンと出合う。卒業後、地元に就職するなか、市内の個展にて森由美子氏と出会う。以降、現在まで同氏の教室にてホームスパンを学びながら、作家活動をスタートした。

ホソカワサチコ

1994年盛岡市生まれ。盛岡スコーレ高等学校、東北生活文化大学生活美術学科にて、ホームスパン・染織を学ぶ。卒業後は、仙台や盛岡を中心に個展および企画展参加。現在は盛岡市に在住し、盛岡スコーレ高校に勤務の傍ら、制作活動を行う。

DISPLAY

展示

特別展示

「ホームスパン産地・いわて」盛岡×花巻

大正時代以降、岩手県内では農閑期の副業としてホームスパンの製造技術が普及しました。以来1世紀をかけて花巻や盛岡近郊の作り手へとものづくりを継承。今や、全国唯一のホームスパン産地である岩手県は、個性あふれる事業者がそれぞれのスタイルで製品づくりに取り組んでいます。現在活動する作り手の紹介や系譜、団体発足を機に、新たに進めようとする取り組み等を展示紹介します。

前回の展示の様子

BOOTH

販売ブース

  • ・ホームスパン製品合同販売(出展工房&作家15組)
  • ・岩手県産羊毛「i-wool」ブース(ネクタイ、ブランケット、ストール、フェルト小物、新開発製品の紹介)
  • ・ひつじまわりの小物や素材、道具販売
岩手県では、2018年度から県産羊毛「i-wool(アイウール)」の活用に取り組んでいます。今回は15名の作家たちが県内のサフォーク種、コリデール種、フライスランド種等の羊毛を使ってブランケット、ネクタイ、マフラー、ラグ等を制作。様々な作品とともに、素材となるウールも展示販売します。
i-wool とは? >

BOOK

関連書籍

BOOK

てくり別冊『岩手のホームスパン』

岩手県内各工房や作家たちのストーリー、紡ぎや織りの技術を育てた歴史的背景など、多方面からまとめたホームスパンの決定版。

B5変形・122ページ ソフトカバー・オールカラー/2,000円 + 税 詳細・ご注文 >